符の数え方は符計算のやり方の表で覚えられます。ただ、表どおりに足すだけでは合わない場面がいくつかあり、そこで点数を間違えやすくなります。ここでは、よくある間違いを 6 つ取り上げ、間違えた数え方と正しい数え方を同じ手で比べます。

例はすべて子で、自風は南、場風は東、ドラはなしとします。点数は、このサイトの計算アプリで同じ手を入れたときの結果と一致させています。

1. 双碰待ちのロンでそろった刻子は明刻になる

九筒と二索の対子が 2 組ある双碰待ち(2 種類の牌のどちらかで刻子になる待ち)でリーチし、九筒でロンしました。

✕ 間違い: 九筒の刻子を、自分でそろえた暗刻として 8 符で数える。合計 42 符を切り上げて 50 符、1,600 点。

○ 正しくは: ロンでそろった刻子は、人の捨てた牌を使ったので明刻として数え、九筒(1・9・字牌)なら 4 符です。手の中で最初からそろっていた五索の刻子は、暗刻の 4 符のままです。

項目符
副底20
門前ロン10
九筒の明刻(ロンでそろった)4
五索の暗刻4
合計 38 符 → 切り上げ40

40 符 1 翻で 1,300 点です。同じ手でも九筒をツモであがれば、刻子は自分でそろえたことになり、暗刻の 8 符が付きます。

2. 平和をツモであがったら 20 符のまま

符の付く組がない手をリーチし、二萬・五萬待ちの両面で二萬をツモしました。

✕ 間違い: ツモの 2 符を足して 22 符、切り上げて 30 符。立直・門前清自摸和・平和の 3 翻で 1,000・2,000 点。

○ 正しくは: 平和の手をツモであがったときは、ツモの 2 符を付けず 20 符で固定です。20 符 3 翻で、子は 700 点、親は 1,300 点を払います。

平和は「符の付く要素が何もない形」を条件にする役です。ツモの 2 符を付けると平和の条件とぶつかるので、例外として 20 符と決められています。

3. 鳴いて 20 符のままのロンは 30 符にする

三萬・四萬・五萬をチーし、2〜8 の牌だけの断么九で、二索をロンしました。

チー:

✕ 間違い: 副底の 20 符しか付かないので 20 符で計算しようとする。早見表には 20 符のロンの欄がなく、点数が引けない。

○ 正しくは: 鳴いた手には門前ロンの 10 符が付かず、組も待ちも符がないと 20 符のままになります。この形でロンしたときは 30 符として計算する決まりです。30 符 1 翻で 1,000 点です。

4. 七対子は 25 符で、切り上げない

対子を 6 組そろえてリーチし、九索の単騎待ちでロンしました。

✕ 間違い: 25 符を 10 符単位に切り上げて 30 符。立直と七対子の 3 翻で 3,900 点。

○ 正しくは: 七対子はいつでも 25 符で、切り上げません。単騎待ちの 2 符も門前ロンの 10 符も足しません。25 符 3 翻で 3,200 点です。

5. 暗槓しても門前のまま

九萬を 4 枚そろえて暗槓し、そのあとリーチして、五索・八索待ちの両面で八索をロンしました。

暗槓:

✕ 間違い: 暗槓を鳴きと考えて、門前ロンの 10 符を付けない。20 符と暗槓の 32 符で 52 符、切り上げて 60 符、2,000 点。

○ 正しくは: 暗槓は自分の牌だけで作るので、手は門前(鳴いていない状態)のままです。リーチもできます。門前ロンの 10 符が付きます。

項目符
副底20
門前ロン10
九萬の暗槓(1・9・字牌)32
合計 62 符 → 切り上げ70

70 符 1 翻で 2,300 点です。

6. 鳴いた手でもツモの 2 符は付く

中と九萬をポンし、六索・八索の嵌張待ちで七索をツモしました。

ポン:

ポン:

✕ 間違い: 鳴いているのでツモの 2 符を付けない。20 符に、明刻 2 つの 8 符と嵌張待ちの 2 符で、ちょうど 30 符。30 符 1 翻で 300・500 点。

○ 正しくは: 鳴いているかどうかで変わるのは、ロンの 10 符のほうです。ツモの 2 符は鳴いた手にも付きます。

項目符
副底20
ツモ2
中の明刻(1・9・字牌)4
九萬の明刻(1・9・字牌)4
嵌張待ち(六・八索で七索)2
合計 32 符 → 切り上げ40

役は中の 1 翻なので、40 符 1 翻で、子は 400 点、親は 700 点を払います。

ほかの解説